上位拮抗が続くマイル戦線。今年は海外馬も参戦し、オッズも割れていて楽しみなレースです。
◎ ナミュール
昨年の覇者。
今回は大外ではなく4番を引いてしまいましたが、安田記念で5番から2着に来たので枠順は偶数番を貰えて悲観するまでにはいかないのかなと感じました。
出遅れ癖がありますが、騎乗経験があるC. デムーロ騎手が騎乗で対策はしてくると思います。
とにかくスタートさえ五分に出れば、上り勝負でソウルラッシュ、ジュンブロッサムを抜いて1着。
追い切りはいつ見ても時計は早くありませんが、坂路の大外を回して普段通りの時計を維持しているので引き続き堅調に見えます。
○ ソウルラッシュ
現在のマイル環境を支配する2頭のうちの1頭。
鞍上は団野騎手で、同じコンビを組んで同条件のマイラーズカップを昨年のマイルCSと同じ1:32.5 で走破しているので安定感はあります。
安定感はあるのですが、安田記念のナミュールとソウルラッシュを比較すると混戦を制する力はナミュールの方が上だと感じて相手評価に。
個人的にはナミュールとソウルラッシュが抜けており、次いでセリフォス、まだ手合わせしていないジュンブロッサム、チャリン、ブレイディヴェーグ、穴馬としてマテンロウスカイ、ニホンピロキーフの8頭が争うレースなのかなと思います。
馬連4-13が日曜午前の段階でも10倍を超えていてありがたいなと思う気持ちしかありません。
△ セリフォス
前走富士S 4着。富士Sの時は追い切りが素晴らしく、確勝レベルの手応えでしたが実際のレースはコース取りの差で4着。前の追い切りが素晴らしすぎたのでどうしてもデキが落ちているように見えてしまいますが、実績はメンバー内3,4番手。鞍上は川田騎手。
先週のラヴェル2着のような美味しい流れです。
ナミュール、ソウルラッシュ相手には完全に格付け完了してしまっているので、ここは3着読みです。
▲ ジュンブロッサム
前走富士Sでソウルラッシュを抑えて1着。
見かけるたびに買っていたので、ついにこの馬がG1の舞台に立ったか……と感慨深くなります。
とにかく上りが出る馬で、上り勝負ならナミュールとソウルラッシュに比する力を持っています。
京都でもオープン戦で33.1を出して1:31.5の時計で勝った経験があり上位に食い込む力はあります。
頼むぞ戸崎ィ!
ブレイディヴェーグも上りは出そうな感じがしますが、当日馬体重が大幅減なら割り引く予定なので印を付けておりません。
☆ マテンロウスカイ
追い切り1番良く見えた馬。
ニホンピロキーフも良かったのですが、前走のレースレベルを鑑みてマテンロウスカイに。
あの天皇賞(秋)でドウデュースと3馬身差くらいで済んでいるのは正直怖いですね。
鞍上も典さんで、危険な気配がします。
ナミュールとソウルラッシュの2強が並び立つ予想。
上り勝負でジュンブロッサム、ブレイディヴェーグが勝ち負けに絡めるのかなと思います。セリフォスは完全な上り勝負だと分が悪いので3着予想。
ブレディヴェーグは馬体重とパドック次第で馬券に入れるか検討します。
先週のサリエラくらい目に見えて減らしているようなら完全に消し。
最後の直線で進路が開いている馬が勝つレース。
チャリンは鞍上がデソウサ騎手から乗り替わりの分を差し引いて一旦消し。
ムーア騎手は普通なら乗り替わり歓迎なのですが、どうせなら同じコンビで見たかったですね。