今年のエリザベス女王杯は難解ですね。
重賞経験は浅いけどノリに乗っている馬が強いのか、近走奮っていない馬が復活するのか……。
色々な角度から考えたいですね。
◎ サリエラ
オールカマー、天皇賞(春)で12着。近走2桁着順で推しにくいですが、2,200m以上の長距離を経験している馬が少ないことから、オールカマーで叩いて上積み、ムーア騎手騎乗となる今回で復活してほしいところ。
全姉のサラキアはエリザベス女王杯2着から有馬記念2着で、その年の有馬記念の3連単をいただいた記憶から、サリエラにもその再現を願っています。
しかしながら、サラキアが差し馬だったことに対しサリエラは近走先行していたので、重ならない点はあります。しかし、それまでは差しで結果を出してきたし、先行した近走は大敗しているので差しのスタイルに戻すのでは、とも思います。程良い位置から差すことに期待。
○ シンティレーション
マーカンド騎手騎乗。マーカンド騎手が馬券に絡んでいる印象は薄いですが、9日東京9Rオキザリス賞でプロミストジーンを勝たせていたのを見て可能性を感じました。
シンティレーション自体も前走の府中牝馬Sで昨年のエリザベス女王杯勝ち馬ブレイディヴェーグと0.2秒差の2着。使った上りは32.8で1位タイ。
追い切りも前走のコンディションを維持しており、輸送に問題さえなければフロックではないことを証明してくれると思います。サリエラと共にシルク丼まで狙える勢い。
△ レガレイラ
前走ローズS 5着。
近年のエリザベス女王杯を見ると、3歳で出走している馬で掲示板入りしている馬はその後大成しているので、大物であるならばここは掲示板入りするでしょう。
(参考)過去5年に好走した3歳馬
・2019年 ラヴズオンリーユー 3着
・2022年 ナミュール 5着
・2023年 ブレイディヴェーグ 1着 ハーパー 3着
一番大きな問題は、まず間違いなく4角で最後方に居ることが予想されること。
いくら差しの力が違うとはいえ、エリザベス女王杯を最後方から3着内まで着た馬が何頭いるのか……少なくとも過去5年は居ません。
ここで3着内に来たら引退までずっと追うと思います。
▲ ルージュリナージュ
府中牝馬S 5着。出した上りは32.9で3位。
3番になり内枠で足を溜めれるので一発あれば高配当間違いなし。
調教も悪くなく(個人的には3位評価。1位モリアーナ、2位ラヴェル)、鞍上は乗り替わりですがこの手の馬の扱いが上手そうな池添騎手なので、しれっと掲示板入りしてそうなイメージが湧きます。
☆ ラヴェル
賞金が足りず抽選漏れかけていたところを何とか出走。この時点で運を持っています。
近4走全員テン乗りですが、今回はまさかの川田騎手が騎乗。
京都記念5着、秋華賞4着で京都の長距離も悪くないので、混戦模様の今回なら馬券に絡む余地はあります。ポテンシャルを秘めた馬に川田騎手騎乗で13番人気。
買うしかないですね。
秋華賞でリバティアイランド-ラヴェルのワイドが成立しなかった借りを返してほしいところ。
出金の準備はできています。
他の注目馬と、印を回さなかった理由を挙げていきます。
・ホールネス
現在2番人気ですが、これまでのレースレベルを考えると、他の強豪と当たる今回で真価が問われるところ。これは過剰人気かな、と。
・ライラック
昨年のエリザベス女王杯4着。決め手比べになりそうな今回は出番がなさそうなため。
・モリアーナ
個人的には△2。激走気配アリ。岩田のオヤジのイン突きに超期待。
・コンクシェル
逃げ先行ならこの馬。短期逃げが叶いそうな反面、スローペースに落として二枚腰ができるかどうか。シンリョクカやスタニングローズに突かれてペース崩壊してくれたらありがたいです。
・シンリョクカ
今年に入ってから本格化していますが、先行策を主張してコンクシェルと喧嘩しそうな気がしたので。
今回の予想の要でもあります。先行勢有利に感じたら馬券を180度反転させましょう。
・スタニングローズ
C. デムーロ騎手騎乗で鞍上超強化ですが、近走不振続きなのに久々のレースで復活はしないのではないかと思います。せめて秋1戦でも出ていれば評価は違ったかもしれません。
・ハーパー
昨年から大幅にパフォーマンスを落としているのと、去年は内枠と斤量差で上手く立ち回っての3着に対し今年は7枠なので。
今回の予想は差し優勢読みなので、スローペースの逃げ先行優勢の流れになると予想は崩壊します。
1,000m通過1:00.7以上の表示が出たら無表情で画面を眺めることになります。
9日の修学院S(2,000mで14頭立て)が58.8で程良い差し決着だったので、200m延長で少し緩まって1:00ジャスト読みです。