アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクト。
史上初の8冠馬と無敗3冠馬2頭が一堂に会する今年のジャパンカップは、私の競馬歴から言えば最も濃いメンバーが出走するレースであり、この先もこのようなレースが訪れるかどうか分からない、歴史に残るレースです。
このような機会が巡ってきたことに感謝しつつ。
レース概要
・芝2,400m
・1枠が好走
・好位に付けての競馬が勝利パターン
予想
◎ アーモンドアイ
これが最後のレースとなるアーモンドアイ。
かねてより『アーモンドアイは9冠くらい獲って』といってきたわけですが、ここで9冠目として欲しいところ。枠順としては悪くない枠と言われる2枠2番。
個人的には9日目の馬場で内枠はどうなんだろうと思うところもありますけれども、内を通って体力を温存した方が勝つんですかね。今回は好位に取り付いて走った馬が勝つレースになりそうなので、スタートさえ良ければ。
懸念材料があれば、ローテの短さだけでしょうか。過去5年で見ると、天皇賞秋で好成績の馬はジャパンカップで勝っておらず、ローテーションの厳しさが現れています。追い切りも軽めみたいでしたからね。
それでも意地の本命。7冠の壁を壊した馬なら……と祈るばかり。
○ コントレイル
アーモンドアイが引退レースなので◎は譲りましたが、実際問題、勝つ可能性が高いのはコントレイルだと思っています。
アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトのVR追い切り動画を見た感じでは、坂路であれだけの速度を出してくるコントレイルが絶好調に感じて馬券を買いたくなりますね。
『坂路ってこんな感じなんだ~』と感動したのでVR追い切り動画はいいぞ……!
コントレイルは折り合い面をポテンシャルだけでどうにかしてきた経緯があるので、十全の信頼はしづらいですね。でも、不安材料はそれだけです。
▲ デアリングタクト
エリザベス女王杯で3歳牝馬のレベルが低いわけではないことが分かりますが、今回は異次元の層の厚さですからねぇ。瞬発力勝負でないなら53kgの斤量が有利に働くでしょうが、同じ3歳のコントレイルの存在感の方がどうしても大きく……。
逃げ馬が2頭も居て、9日目の馬場で差しが有利な流れが来ていると思われるので、後方に位置取りしそうなのが逆に正解な可能性はありますからね。
他の馬よりも追いだすタイミングが難しそうなのと、アーモンドアイレベルになってくると好位に付けた上で早い上りを出してくるので通じるかが問題ですが。
しかしながら、差しの切れ味に注目。
☆ キセキ
追い切りも良く、前走も濃いメンバーの中で5着。まだまだやれそうですね。
しかし、アーモンドアイ同様、ローテーションの面が気になるので、馬券内は厳しいでしょう。逃げ馬が決まっている以上、昔のような大逃げはしないでしょうが、中盤からのレースメイクに期待したいですね。
他の所見
カレンブーケドール
ジャパンカップで好走の多い1枠1番。去年も1番で2着。
最近の成績は重馬場での好走が目立つので、良馬場の今回は切りたいと思います。
ワールドプレミア
前走が去年の有馬記念だとさすがにどうなんだ、と感じますね。ここは切りで。
グローリーヴェイズ
キセキと同等、それ以上の力を持っているというのが暫定的な評価です。
美浦所属なのに今まで東京競馬場で走っていないというクレイジーな経歴の馬なので何とも言えないですね。追い切りはコントレイル、キセキに次いで良く見えたので、大外枠がどう出るか。ポジショニングと長く良い脚を使って勝ってきたような戦績なので、馬場の外め、荒れていないところを走り続ければ。
ウェイトゥバリス、ミッキースワローあたりも軽視できないですが、今回ばかりは肩書きが違い過ぎる馬が3頭も居ますからね……。
展開としては、今回ヨシオとトーラスジェミニが逃げることがほぼ確定しており、その後をキセキ、カレンブーケドール、アーモンドアイ等が追走。
1,000mは1分を切るでしょうが、後続が溜めての直線勝負。
仕掛けは早いと思いますね。馬場のどこを走れるか。
楽しみです。